コンテンツ保護(Security Platform)設定

こちらのページにはコンテンツの保護について説明します。

コンテンツセキュリティー

Kollus VODは強力な5段階コンテンツ保護技術を使用してコンテンツの違法流出防止及び違法複製防止に対応します。このような5段階コンテンツ保護技術には事前コンテンツ保護技術としてメディア認証、重複再生ブロック、DRM,録画遮断ツールが含まれています。違法でコンテンツが流出された場合も流出先が追跡可能な事後コンテンツ保護技術としてウォーターマーキングも含まれています。

有料コンテンツなど限定公開でサービスを提供している場合、コンテンツ保護は重要な考慮事項となります。Kollus OVPはコンテンツ保護のため専用のSecurity Playerを提供しています。(Kollus Player: Windows, Mac, IOS, Android及びSDK)セキュリティ機能を適用するためには事前設定が必要なため、ご利用の場合には担当まお問い合わせください。

Kollus VODは組み合わせによって最大5段階のセキュリティプロセスを適用することができます。各プロセスのセキュリティ機能を説明します。

メディア認証 Media Token (one-time URL)

メディアのユニーク情報を検知して認証されてない再生リクエストを遮断します。機能の適用はAPI文書を参考にしてください。

AES128

Kolls VODはAES128暗号化アルゴリズムを提供してます。

AES128は、動画ファイルまたはストリームの暗号化に使用できる暗号化アルゴリズムの1つです。これを使用することで、機密情報を保護し、不正アクセスを防ぐことができます。

以下は、動画におけるAES128に関する主要な情報です:

  1. データ保護: AES128は、動画ファイルの内容を暗号化し、ファイルへの不正アクセスや解読を防ぐために使用されます。これにより、動画の内容を安全に保護できます。

  2. 対称鍵暗号化: AES128は対称鍵暗号化アルゴリズムであり、同じ128ビットの鍵を暗号化と復号に両方で使用します。これは動画を暗号化および解読するために使用される鍵を安全に保管する必要があることを意味します。

  3. 速度と効率性: AES128は鍵の長さが比較的短いため、暗号化と復号プロセスが高速かつ効率的です。この特性により、動画をリアルタイムで暗号化および解読するのに適しています。

  4. セキュリティ: AES128は現在までに知られている多くの攻撃に対して安全だと考えられています。ただし、鍵管理と関連するセキュリティ注意事項を遵守する必要があります。

動画におけるAES128は、オンラインビデオストリーミングサービス、機密性の高いビデオコンテンツを保護するセキュリティシステム、ビデオの編集およびファイル保護など、さまざまなアプリケーションで使用されることがあります。AES128を使用することで、動画データの機密性と整合性を保護でき、重要な役割を果たします。

Kollus DRM

Kollus VODは動画ファイルを暗号化してKollus VODサーバーに保存します。コンテンツまたはチャンネルにキーを付与して外部へ流出されることを防止するDRM技術を提供します。そのため、アップロードキー、メディアコンテンツキー、チャンネルキー等のセキュリティキーとユーザー認証を利用して権限が付与されているユーザーのみ動画コンテンツの再生とダウンロードが可能です。

Kollus VODを利用して動画ファイルアップロードする場合、該当ファイルの暗号化可否を選択することができます。暗号化されたコンテンツをチャンネルを介して制御及び管理することができます。Kollus DRMが適用されたコンテンツはDRMライセンスを付与された後、Kollus VODセキュリティ専用プレイヤーであるKollus Playerのみストリーミングやダウンロードができます。

Multi DRM

Muti-DRMはPC,モバイル及びOTTクライアント等、様々な環境にDRMを提供するため、各クライアントプラットフォーム別でDRM技術を適用することです。

Muti-DRMはウェブでコンテンツを構成及び公開するため、HTML言語最新標準勧告案であるHTML5に追加された規格のEME(Encrypted Media Extension)と MSE(Media Source Extension)に従って開発されたDRMソリューションとしてGoogleで開発したWidevine、MSで開発したPlayReady、Appleで開発したFairPlayがあります。Multi-DRMを採用することで追加プログラム設置をせず、ブラウザーを介して暗号化されたコンテンツを再生することができます。

Widevine DRMはGoogleのChromeブラウザーとAndroid OS、PlayReady DRMは MSのIE 11/EdgeブラウザーFairPlay DRMはAppleの SafariブラウザーとiOS機器のDRMをそれぞれサポートします。

Kollus VODにはMulti-DRMサービスのため、コンテンツ暗号化及び認証プロセルが自動化されています。一般ウェブ環境ではない場合もKollus Mobile Player及びPlayer SDK(iOS, Android)を活用してMulti-DRMで暗号化された動画を再生することができます。Kollus VODを利用するとOTT App基盤動画サービスを素早く構成可能です。

MultiDRMはABR(Adaptive Bitrate Streaming)も対応しています。

重複再生遮断

許可したユニークIDのみで再生したり、許可したデバイスのみで再生可能に設定することができます。遮断履歴を提供しており、違法利用をトライしている傾向を追跡することも可能です。遮断ポリシーは以下の通りになります。

  • 適用なし

  • 同時に一つのデバイスのみ再生可能

  • 事前に登録されたデバイスのみ再生可能 (登録するデバイスは複数指定可能)

  • 事前に登録されたデバイスの中で単一デバイスのみで再生可能 (登録するデバイスは複数指定可能)

  • 遮断ポリシーと遮断履歴管理ページ

キャプチャーソフト遮断 (録画ツール含み)

専用のSecurity Playerでコンテンツを再生すると録画・キャプチャソフトをリアルタイムで検知して再生を中止します。 録画パターンを検知して録画されたファイルをブラインド処理し、別途の管理ページにログを転送することも可能です。キャプチャー遮断ポリシーは以下の通りになります。

  • 再生中止・警告処理をしない

  • 再生中止・警告処理をする

  • 再生中止・警告処理をして該当視聴者のコンテンツアクセスを遮断

  • パターン方式適用 (オプション)

  • 再生中止・正鵠処理をしてパターン方式を適用

  • iOS, Mac, PC Netscape Plug-in Player (Chrome, Firefox), PC ActiveX Plug-in Player (IE) 別の遮断リストを確認することができます。 Player listはKollus OVPから提供しているPlayerの種類を意味します。

  • ユーザーID, キャプチャーソフト名, キャプチャーの対象になったコンテンツ (MEDIAコンテンツ)別の検索・表示ができます。

  • ユーザーID(顧客社のEnd customer ID)別で遮断による制限ポリシーを設定することができます。

Audio watermarking

Kollus VODは統制不可能な方法(カメラによる撮影など)でコンテンツが流出された場合に流出元が識別できる音声信号を挿入しています。 挿入されている音声信号からPlayer ID, ユーザーIDを識別することが可能です。流出元の追跡が可能であることをサービス提供の時公開することで流出を抑制する効果も期待できます。 *オプション提供のためご利用は担当までお問い合わせください。

DRM Developerページ

詳細内容はDeveloperページを参考にしてください。


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